太山寺へ巡礼そして鍋焼きうどんを食す

四国八十八ヶ所逆打ち車遍路、53番の円明寺から52番太山寺へ、距離にして2.6km車で11分の移動となります。




境内に入ってすぐのところに、石にお経の文字を一字書いて、祈願・供養をするところがありました。一石百円。さらに、「ごりやく錫杖(しゃくじょう)」なる、僧が持ち歩く杖が横にあり、なんだか触ってみたい衝動に駆られます。

太山寺

大日如来、線香立て、納札入れも設置していて良い雰囲気なんですが、ビールケースに石を入れておくのはいまひとつな気がします。

太山寺の山門は急な石段を登ったところにあります。
太山寺山門

太山寺本堂です。鎌倉時代に造られた国宝です。

太山寺大師堂です。

そして本堂の前には、摩尼車(まにぐるま)が。これを一回まわすとお経を一巻読んだのと同じ功徳を得ることができるそうです。私は2回まわしたので、お経2巻分の功徳を得られましたでしょうか?

礼拝・納経を済ませ、境内を後にするのですが、ふと境内近くに駐車場があることに気付きました。太山寺はずっと下方に、バスと一緒に停めるお遍路さん用の駐車場があり、そこから歩いて坂道を登るのですが、こんなに近くに駐車場があるならば、今度大山寺にお遍路に来たときにはここに停めようかな、と思いました。ベテランの車遍路さんはここに停めてるし、いいのかな?

車に乗ってしばらく坂を少し下りると、そこに門がありました。一ノ門と山門の中間点にある、太山寺の二王門だそうです。鎌倉時代の建造で、重要文化財です。車に乗りながら写真を撮ったので、門を裏から撮っている状態になっています。(なんいう横着!)

さて、そろそろお昼時です。今日は北風が強く格段に寒いので、温かいうどんを食べることにしました。松山といえば、鍋焼きうどんです。戦後すぐから営業している老舗もあり、「アサヒ」と「ことり」が中でも有名だそう。



「アサヒ」と「ことり」共に商店街の路地を入ったところにあります。とりあえず先に発見した「ことり」さんに入店します。

あー、昔こんな店あったな、と思わせる懐かしい店構えです。カブが雰囲気を醸し出しています。店内は満席で、メニューは『鍋焼きうどん』と『いなりずし』のみ。しかも、おいなりさんは売り切れなので、鍋焼きうどん550円一択です。

ちょっと写真がピンボケですが、アルマイトのなべに入っていて、熱々でした。うどんはやわらかく、いりこ出汁です。丸亀製麺のような関西風カツオ出汁のうどん屋さんに慣れている方は物足りないかもしれません。やさしく甘い味で、おいしいです。小さなお子さんもハフハフ食べていましたよ。

13:10にお店を出ると、既に営業終了の札が。さすが有名店ですね。かえりに「アサヒ」さんの前を通ったら、まだ店の外に4・5人の行列がありました。

さて、お遍路さんに戻って、次の札所の石手寺に向かうとしますか。




石手寺へお遍路

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