85番札所の八栗寺の裏手にある駐車場から84番札所の屋島寺まで、自動車で10km少々、約25分の逆打ちルートです。まず驚いたことは、屋島ドライブウェイの通行料が無料だったこと。なんでも無料化の社会実験を行っているのだそうです。ただし駐車場代は別途300円でした。
通行料金の割高感が屋島へ来ることの妨げとなっているから実験を行うそうです。わたしのような四国八十八ヶ所の車遍路にとっては、300円だろうが600円だろうが、どちらにしても屋島寺へ参拝するので影響はありません。
しかし、一般の観光客は通行料を取ったら行きにくいでしょうね。本当に来てほしいなら、300円の徴収もやめたほうがいいでしょう。ただし無料にすると、ハードルが下がるので妙な輩が増え、お金を落としてくれる人の割合は確実に下がるでしょうけど。ズバリ駐車場入り口にバーを設置して、100円てとこが良さそうですね。
とまあ脱線はこれくらいにして、四国八十八ヶ所のお遍路の話に戻ります。84番屋島寺です。平氏をイメージさせる赤の鮮やかな門がお出迎え。
屋島寺大師堂です。
屋島寺本堂です。
屋島寺の四天門です。
屋島寺の仁王門です。
屋島寺本堂右手にある、四国狸の総大将「太三郎狸」を奉る蓑山大明神では、子連れたぬきの夫婦がお出迎えです。
鳥居をくぐって社を奥に進むと、
たぬきたぬき、またたぬきです。
そして、前回来たときには無かった(気付かなかった?)のですが、四天門と仁王門の間に、存在感抜群の、いのししさんが鎮座していました。そしてかわいい狸も佇んでいました。
瀬戸内海と高松市街を一望する、屋島の展望台。200円を払ってかわらを購入し、開運・厄除け祈願の「かわらけ投げ」にチャレンジしました。展望台からおもいっきり円盤状のかわらを投げます。下は崖になっており、少々遠くまで飛んでも下の建造物にはまったく影響はありません。
かわらを投げていてふと、納経所に寄っていないことに気付きました。大師堂と本堂には礼拝と納札は済ませていたのですが…大いに反省です。さてお遍路さんに戻って、次の一宮寺へ向かうこととしましょう。