四国八十八ヶ所を車で遍路する場合、気をつけなくてはいけない遍路泣かせの難所というものがあります。車で巡礼されているたくさんのお遍路さんが紹介されていますが、お遍路さんによって難所かどうかの感じ方は違います。
多くの方が共通して難所だという札所もありますし、積雪や豪雨など、特別に恐ろしい思いをした場合、そのお遍路さんにとっての車の難所ということになるでしょう。もちろん、私にの中にも忘れられない車遍路の難所があります。
そこで、この車遍路の難所を、実際に走行した私が感じたままに勝手にランキングしたいと思います。
「車遍路の難所トップ10」
第10位:高知県27番札所 神峯寺
九十九折のコンクリートの道が続きます。落ち葉が路肩に積もっていて、雨の日はあまりいい気はしません。つづら折りの細い道が続くので、対向車が来ると離合に苦労することもあります。
第9位:徳島県10番札所 切幡寺
山門からさらに登った寺近くの駐車場は、停められる台数が少なく、坂道で駐車待ちになることも覚悟する必要があります。坂道発進が苦手な方にはきびしいお寺です。333段の石段を上るならば、下の山門付近に停めておく選択肢もあります。
※ドラレコ映像は、山門のすぐ先の杖無し橋からの動画になります。
第8位:愛媛県45番札所 岩屋寺
わりあい多くの方が挙げられる車遍路の難所です。難所と化す季節はズバリ冬です。この付近にはスキー場もあるように、積雪と凍結に気をつけなければいけません。冬に行かれるお遍路さんは、スパイクタイヤかチェーンを持っていくべきです。
わが父は1月の凍結時に、サマータイヤを履いたFR(後輪駆動)のセダンで乗り付けて、スリップして駐車場にたどり着けなかったことがありました。前もってこちらの、四国地方整備局の道路情報を見るようにしましょう。1月2月は道端に残雪が普通にあります。
第7位:高知県28番札所 大日寺
27番から順打ちをしていると、寺にいくのに超鋭角の右折があります。道が悪いという難所ではありませんが、知らずに通り過ぎること請け合いです。寺がある場所を見落としてしまう、そういった意味で車の難所としました。歩き遍路さんは問題なく気が付きますが…。
第6位:高知県31番札所 竹林寺
高知市民の憩いの場でもある、観光地五台山にある寺で、順打ちでは一方通行となっています。そのため道を間違えると、竹林寺は視界に入っていてもたどりつけません。必ず地図で確認して行きましょう。下の地図写真が運命の五叉路です。道を間違えてしまうと、五台山のふもとをぐるぐる回る羽目になります。そういった意味で車の難所です。
第5位からは、→ 車お遍路の難所トップ5
このサイト大変参考になっています。
いつも見てます、ありがとうございます。
家庭の事情等あり、足掛け5年かけやっと65番の三角寺まで終わりました。私が道を間違えたのもあるのですが、離合できないとこもあり、三角寺も道によっては焼山寺や清瀧寺にまけないくらい厳しかったです。
帰り道他のお遍路さんについて行って安全に戻れたからよかったのですが。
28番は野市からではなく龍頭トンネル利用すれば27番からは時短でスムースに28番に入れますが?
地元のお方でしょうか、それともベテランのお遍路さんでしょうか。詳しいアドバイスありがとうございます。今度28番に巡礼する際は、心に留めておきます。
ありがとうございます。まだ11番なんですが次回の時に参考にします。助かります。もっと教えていただきたいです。
鶴林寺を降りるとき、事故をしないようにゆっくり丁寧に運転していたら、後ろに車がついてしまいました。下からキャンピングカーが上がってきて、対向できない状態になり、後ろの車に下がってほしいと言いに行くと、そもそもおまえの運転がとろいから悪いと怒鳴られてしまいました。結局キャンピングカーの運転手が私の後ろの方に下がるように言って、解決しました。山道や狭い道は譲り合いだと思います。慣れない人もいるので理解してほしいと思いました。
りん様コメントありがとうございます。
世の中には、乗っている車で人を判断するような、心の狭いかわいそうな人がいるものです。いつか怖い兄さんがぞろぞろ車から出てきて後悔する時が来るでしょう。今回は嫌な思いをされましたね。ほとんどのお遍路さんは、ゆっくりと丁寧な運転に対して温かく見守ってくれますよ。お気になさらず、早く忘れてしまうことです。このような人を記憶の中に留める価値は微塵もありませんゆえ。