23番薬王寺から逆打ち

11月です。山はすっかり紅葉の季節となりました。今年は正月に親戚とともに善光寺詣でをして以来、四国には行っていませんでした。私自身、コロナに罹患したり、五十肩になったり、大学生となった二人の子にすねをかじられたりで、なかなか機会に恵まれませんでしたが、やっと四国八十八か所巡礼に行くことができました。



朝4時に起床。近所の24時間スーパーでおにぎりや飲み物を買い込んで、真っ暗闇の中、車で出発。早朝とはいえ車が多い印象です。「朝っぱらから君たちはどこに行ってるのかね?」とつぶやきながら、自分のことを棚に上げて瀬戸大橋を渡ります。

今日は23番薬王寺から逆打ちなので、広島県の自宅から最も遠い徳島県の美波町へ。到着したときには、午前8時を過ぎていました。まずは薬王寺仁王門。
23番薬王寺仁王門

厄除けの寺院として有名な薬王寺。まずは女厄坂といわれる33段の石段を登ります。
薬王寺女厄坂

参拝者は1段ごとにお賽銭を置きながら登るのです。

続く石段「男厄坂」が42段。私は男ですので、石段の脇へ1円玉を置きながら登りました。用意していた1円玉の半分の量がここで昇華いたしました。

薬王寺大師堂

肺大師。祠の足元から肺病に効くといわれる霊水が湧き出ています。

男女の「還暦厄坂」と呼ばれる61段を登ると、
薬王寺の還暦厄坂

高さ29メートルの瑜祇塔(ゆぎとう)がそびえ立ちます。

ここから見る海側の景色はなかなかのものです。

仁王門を出るときに気づいたのですが、「不許酒肉五辛入界内」という石柱があります。酒や肉、五辛(ニラ・ネギ・にんにく・生姜・らっきょ)の持ち込みを許さず、なのですね。後で調べてみました。

礼拝・納経を済ませ、車のお遍路さんは次なる札所、22番平等寺へと向かいます。車で21分、距離にして19㎞の移動で平等寺へ到着します。
22番平等寺の山門

男厄除坂の左下にある、大師が掘られた霊水の湧く井戸、「弘法の霊水」。万病に効く涸れることのない湧水です。
弘法の霊水

平等寺本堂

平等寺大師堂

礼拝・納経を済ませ、車のお遍路さんは次なる札所の21番太龍寺へと向かいます。



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